【閉店】ASIAN BOWL 冬蔭激城麺(黒)@神田 - 東京ラーメン日和

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    【閉店】ASIAN BOWL 冬蔭激城麺(黒)@神田

    訪問日2010.2.5

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    10年強ラーメンを食べ歩いてきた人生の中で、頭の天辺から足の先まで衝撃が走るほど、感激したラーメンが2杯あります。

    一つは、高座渋谷(現在は海老名に移転)の『中村屋』の「かけそば 塩」。もう一つは、2006年に当時住んでいた家の近くで、ふと入店した池尻大橋の『藤巻激場』(閉店)の「」(トムヤムクンとラーメンの融合)。

    『藤巻激場』は閉店し、店主藤巻将一氏が次に選んだ土地は上目黒。1杯3千円の価格設定と会員予約制を敷いた店『藤巻激城』を立ち上げました。予約の電話を2度入れましたが、2度とも予約で埋まっていて断られ、それ以降は足が遠のいています。

    2007_1007_ラーメン0123

    これから、少し逸れる話をいたします。

    銀座の新橋演舞場の近くに、『手打ち蕎麦 成富』(上写真参照)という日本蕎麦屋が路地裏にひっそりと佇んでいます。当方が月に1度訪問する蕎麦屋で、つい先日も行き、そのときは旬の天麩羅である「葱天せいろ」1260円を注文。

    蕎麦を引き立てる古伊万里の蕎麦猪口は、驚くほどに手にフィットし、檜のテーブルも素敵な造り。

    蕎麦の量は約100g弱一口大の下仁田葱天麩羅が5個に塩が付きます。天麩羅を頼むと結構時間がかかりますが、季節によって旬の素材を柔軟に入れ替え、毎回異なる天麩羅を食べれる楽しみもあるし、とにかく美味なので苦になりません。

    もし近くにお越しの際は是非ご賞下さい。値段相応もしくは、安い方だと思います

    手打ち蕎麦 成富 (11)

    いきなり日本蕎麦の話に逸れてしまい、何のことを思われたことでしょう。

    何を言いたいかと申しますと、物の価値というのは、一体何によって決定づけられるのかということです。先程の日本蕎麦屋の記述で、個人差が出そうな物の見方や捉え方の箇所には下線を引いてみました。

    物の価値というものは、様々な要素や状況によって変化します。結局、絶対的な価値というものなどは存在せず、常に相対的にならざるを得ないことでしょう。

    当たり前かもしれませんが、物の価値は人それぞれの価値観により決定されます。自分がそうだと思った価値観は、たとえ他人にどんな入れ知恵をさせられたとしても、不変な価値観であることでしょう。

    日本蕎麦だから高いのは仕方ないにしても、ラーメンは高くても1千円前後だろうという価値感を持つ人もいるわけです。

    手打ち蕎麦 成富

    でも、それは同時にラーメンは所詮ラーメンだからという狭い枠組みから抜け出せず、固定観念でガチガチに固められているという証。それは悲しいこと。『冬蔭激城麺』で食べれる料理は、現在のところ全て1,500円という価格設定ですが、『藤巻激城』だと1万円。

    未訪問とはいえ、その金額に見合うだけの最高の空間と最高のサービス、そして最高の味わいを堪能できるのであれば、ラーメンに1万円をペイするのを惜しいとは全く思いません。ラーメンも料理の一つだから。

    手打ち蕎麦 成富 (12)

    海老名にある中村栄利氏の『中村屋 essence』という店をご存知でしょうか。ラーメンのフルコースを提供する店です。

    当方、1万円のディナーコースとワイン(別料金)を堪能した際、安いとは思いませんでしたが、値段相応だと感じました。空間や味を堪能する前から、物の価値の正当な判別はできないはず。全てを体感した後、適性な判断を下しても遅くはないでしょう。

    つまり、値段を見て最初から決めつけるのではなく、味わった上で正当な評価をする。そして、それに対して食客は惜しみなくペイする傾向が生まれれば、良いのではないかと考えています。グローバル的に考えると、これが良い店を存続させる消費者の行動かと。

    グランメゾンでフレンチを堪能するように、ドレスコードをして、厳かな雰囲気の中で最高のサービスを受けながら、最高のラーメンを食べる。そんなラーメン屋もまた、凄く楽しく、心が躍る気はしないでしょうか。勿論、安くて美味しいというCPの要素も、食客にとって重要であることは言うまでもありませんが。

    これは自論です。ご自身の価値観と合致しないと思う方は、当然スルーして、美味しそうな写真だけをご覧下さい(笑)

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    ※藤巻将一氏に許可を得て掲載しています

    開店5分前から待っていました。行列は当方一人。17時30分、定刻通り激城が開演。藤巻将一氏と厨房に男性従業員一人、接客に女性一人。綺麗な内装と、強面(すみません)の店主が腰の低い対応と笑顔で「いらっしゃいませ」と言って迎えてくれます。

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    4年程前の閉店までは、時々訪問していましたが、さすがに顔は覚えていないでしょう。決まり文句の「初めてのご来店でしょうか?」と確認を求められました。

    ここで「はい」とだけ返答すると、十中八九「赤」を勧められます。でも、今日はどうしても「黒」が食べたい気分でしたので、「ここは初めてですが、池尻時代によく伺いましたので、赤以外でもいいですか?」と、勇気を振り絞って逆に聞き返しました。すると、「勿論です!」とOKが。

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    食客は当方のみ。藤巻氏から気さくに話しかけてきてくれました。特に料理や4年前の昔話(藤巻劇場時代)などを。食卓にあるナプキンを手に取り膝に掛け、対話を始めます。

    池尻大橋時代の店は、場所や店内にあまり良いイメージが無く、人気が出たから食べにくるという人が増え、それで行列ができたりすることもあまり望まれてないようです。

    藤巻氏もまた、先ほど記述した当方のラーメン観と同様、ラーメンという枠組みにとらわれていないことが分かりました。
    「ウチはレストランですから」という言葉から察するように、あくまでも料理を食べているに過ぎなく、それがたまたまラーメンだったということを意味していると推測されます。

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    場所ですが、とても分かりづらい路地裏に店があります。少しだけ迷うのを覚悟で訪問された方がよいでしょう。

    一応、暖簾はありますが、以前のような看板はありません。「看板に店名を出さないのですか?」と質問したら、「だって格好悪いじゃないですか。池尻のときもそれがダサいと思ってましたから」とおっしゃていました。

    ●黒 1,500円

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    記憶を辿れば、当方がヴィジュアルの重要性を重視しているのは、『中村屋』の「かけそば 塩」と『藤巻激場』の「赤」からの影響だと、常々思わされます。この視覚的な堪能はもはや説明不要。

    「相変わらず美しいですね」と一言。「うちぐらいですよ。今だに花つけているのは」と。いえいえ、敢えて中心に乗せず、レモンと対極におくことで、中央部分の赤と白と緑のコントラストの美しさが引き立っているのです。と心の中でつぶやきます。

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    トンヤムクンをベースとした濃厚な黒胡麻のスープ。池尻時代と比較すると、ややマイルドにシフトしている印象を受けますが、以前のテイストは保持しています。「レモンを絞ってお召し上がりください」とのことですが、まずはそのままで飲み、その後にレモンを絞っていただきます。

    灰色のスープを飲むと、黒胡麻の甘味と程良い酸味が違和感無く融合しており、更にはスパイスが効いているため、辛味もしっかりと堪能。しかも、そのスパイスは大量に調合されているため、味が幾重にもなって形成されています。

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    以前と比較をすると具材が変更されています。青パパイヤや海老しんじょうが姿を消し、目玉焼き、春菊に変更。あとは大体同様。糸唐辛子、白髪葱、挽き肉、茸類といったところ。

    今が旬の春菊は、香りがよく新鮮。シャキシャキと爽やかな音響が顎の骨に響く感じは、聴覚を絶え間なく刺激します。

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    加水率の低い麺は独特の食感。形状は平打ちに近い。黒胡麻がペースト状になって麺に絡んでくるので、麺を上げれば何らかの野菜やらスープを同時に持ち上げてくれます。

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    米はジャスミン米。実に風味が香ばしい。その上には茗荷と紫蘇が乗せられ、米の横には山葵が添えられています。「スープを5杯程かけてお召し上がりください」とのこと。オペレーション通り5杯かけ、丁寧にかき混ぜた後、スプーンで口の中にかきこみます。

    茗荷や紫蘇は両方とも雑草のような素材ですが、でも素朴で潔い香りが、どんな素材とも調和するところが実に素晴らしい万能な素材。黒胡麻のスープと融合することで、更に風味が芳ばしい最高のリゾットが完成します。

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    一つ気になった点としては、あと500円高い2000円にしてもよいので、高級素材の青パパイアを残してくれた方が、より完成度が高くなったのではないかと。あの細切りにしたときのシャキシャキとした食感と、ほんのりと甘み漂う香りが絶妙な素材は他のものには変え難いでしょう。

    この店に来るたびに、視覚、触覚、味覚、嗅覚、聴覚の五感をフル回転。やはり、完成度の高い料理をいただくことができました。「赤」「白」がまだ残っているので、近いうちに食べにいかなくては。

    ご馳走様でした。

    店名:ASIAN BOWL 冬蔭激城麺
    住所:東京都千代田区内神田2-7-2 ラフィネ内神田1F
    営業時間:11:30~14:30 17:30~20:30
    定休日:日曜・祝日


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    藤巻氏のお店はまだどこも行ったことがありませんね
    自分も美味ければいくら積んでも文句はありません

    ちなみにラーナビで達人の書き込みによると
    すでに行列があるようです。

    もしそういった行列が嫌で完全予約制の目黒の藤巻激城をオープンさせたのであれば
    今回のお店で再びジレンマに陥るかもしれませんね・・・

    自分も藤巻激城、緑一色ともにいつかは行ってみたい店であることは間違いありませんが

    2010-02-07 12:19 | from マイノD

    マイノDさん

    コメントありがとうございます。

    ベースがトムヤムクンなので、タイ系(香草:パクチーなど)が苦手でなければハマると思います。

    美味しいものであれば、積むというコメント同感です。
    そうして活性化して、食べる側が良い店を作っていくことができたら、素敵だと思います。

    金曜の夕方5時30分ジャストから30分ぐらいは、客が一人しか来ませんでした。
    これから押し寄せてくるのでしょうね。それまでに全種類食べておかなければ…。

    実際、この店も予約制の形態を採用しています。飛び込みで訪問しても大丈夫ですが、
    万全を期すために予約をした方がよいかもしれません。500円増しの2000円でデザートがついてきます。

    2010-02-07 13:13 | from ホワイトプルメリア(管理人)

    No title

    こんにちは!TB、どうもありがとうございました。

    記事前半の物に対する価値観のくだりは、全くそのとおりだと思います。

    高価な(と言っても1000円台)のラーメン記事を書くと、よく邪道みたいなコメントが入るのですが、そのレベルの低さに笑ってしまいます^^;

    2010-02-12 08:40 | from いけ麺@so-net

    いけ麺さん

    コメント&TBありがとうございます。

    どうしてラーメンだけは別物扱いされてしまうのでしょうかね~(笑)
    職人の涙ぐましい努力で完成された味が、その一杯に集約されているのに。

    値段を見て物の価値を判断するのではなく、食べてからその物の価値を見極めることが良い店を残していく最良の方法だと思いますね~。

    2010-02-12 13:31 | from ホワイトプルメリア(管理人)

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    2010-02-12 08:32 | from 麺好い(めんこい)ブログ

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